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患者さまの治療はもちろん、今後の医療にも貢献できるように尽力していきます。
専門としている領域が血管とリンパ管なので外科専門医と脈管専門医の資格を取得しました。精一杯患者さまの治療をすることはもちろん、リンパ浮腫の治療法をエビデンスとして確立することが今後の目標です。
理事長 村山 剛也
なぜ医師になろうと思いましたか?
外科の医師をしていた父の仕事を見て興味を持ち、医師の道に進みました。父の影響もありますが、性格的にじっとしていられない行動派でありあること、また手を使った作業が好きなので外科の道に進みました。
専門としている領域が血管・リンパ管なのですが、血管に関する専門医は「日本外科学会認定 外科専門医」だけでした。近年では専門医の資格も細分化されており、2007年に「日本脈管学会認定 脈管専門医」の資格ができたので、開業後ではありましたがこちらの専門医資格を取得しました。
初診の方に対して気をつけていること、心がけていることを教えてください。
患者さまが訴えられる症状を伺うことはもちろん、根本的な原因を突きとめるために、日常生活におけるストレスの有無などその方の社会的な背景も考慮して診療しています。また、高齢の方であればこれまでに受けた検診の結果などを伺って、お体の状態を把握させていただきます。
初めて来院される方のお話をしっかり伺いますので、診察の時間も多くとっています。また、来院時の血圧測定の結果や診察室に入ってくる様子を見させていただき、隠れている症状がないか探っていきます。
今後、どのようなことに力を入れていきたいですか?
リンパ浮腫の原因と血流の方面から治療をおこなうという治療法を、エビデンスとして確立していくことが今後のライフワークだと思っています。
また、リンパ浮腫の新しい治療法ができれば、先天性浮腫であるクリッペル・トレノネー・ウェーバー症候群という難病指定された病気の治療にも役立つと考えています。生まれつきの病気なので医療が発達していけば染色体の治療になるのでしょうが、その治療ができるまでの治療として役立たせたいです。
休日の過ごし方と日常生活におけるストレス解消法を教えてください。
休日はできるかぎり運動するように心がけています。運動量は年々減ってきていますが、走ったり筋肉トレーニングをしたり、近場で登山を楽しんだりしています。休みの日にできることを考えてスケジュールを立て実行することが息抜きになっています。食事量が多いのでよくないと思っているのですが、できるかぎり加工食品は避けるように心がけていますね。
ストレスがたまることを避けるため睡眠時間を8時間とれるように心がけています。交感神経と副交感神経のバランスを崩さないためにも睡眠は大事です。頑張りすぎてもだらけすぎても自律神経のバランスは保てません。現代人はストレスの多い生活を送っているので、どの方も少しでも休む方向に注意を向けていただけたらと思っています。